Distribution Slackware Linux and TOWNS	Slackware Linux と TOWNS用の追加パッケージとインストーラ Slackware Linux の FM TOWNS 対応について
Home	1st. Release 2000/8/20 / Last update. 2005/10/07 JST

Slackware ベースの TOWNS Linux について紹介するページです。

1. Slackware Linux とは、

Slackware Linux は、SLS にかわって使われるようなった老舗のディストリビューションで、ここのパッケージは、 tar + gzip でかためたものを使用しパッケージ管理には、重きを置いていません。
このため、ソースをコンパイルして使用するユーザーには、好まれています。

Slackware-3.x は、2.0 系カーネル + lib5 と言う構成です。
Slackware-4.0 は、2.2 系カーネル + lib5 と言う構成です。
Slackware-7.x は、2.2 系カーネル + glibc2 と言う構成です。

最新の Slackware について (2005/10/07 更新)
2005/10/07 現在の最新は、Slackware-10.2 (2005/09/14 リリース) です。 Slackware は、古いと誤解されているケースも多いようですが、Slackware-7.x では、 glibc2 への対応などがなされて、他のディストリビューションに比べてもまったく、遜色の無いものになっています。 Slackware-8.1 では、Mozilla-1.0, KDE-3.0.1 , GNOME 1.4.1 に対応しているようです。 Slackware Linuxの最近の変更は、左記のリンクをたどってください。ただ、私は使っていないので良くは知りませんけど……。

2. Slackware ベースの TOWNS Linux

現在、TOWNS 用のものも更新されていませんし、JE/PJE の更新も止まっているため通常使用、サーバー用途ともにあまりおすすめできませんが、古いものでも構わないもしくは、この時点での Slackware-3.1 ベースのもの^*を入手しておきたい方は、以下の CD-ROM を入手するといいです。 (2002/06/18 更新)

この時点での Slackware-3.1 ベースのパッケージ(2002/06/18 追記)
このあとのカーネルや C の標準ライブラリのバージョンアップで、これまで作られていた TOWNS 用アプリケーションが動かなかったりコンパイルできなくなったりしています。このパッケージときには、これらの問題を受けてなく、ソースの入手もしやすいため持っておいてもいいのではないかと思います。

『RunRun Linux(第２版)』

『Linux 入門』

『LINUX JAPAN 創刊2号』

ここで紹介した、CD-ROM は、Slackware-3.1 をベースとしたものです。
最も新しいものは、『LINUX JAPAN 創刊2号』です。（Linux Japan 2002/7 によると、若干、バックナンバーが有るらしい…） (2002/06/18 更新)
残念ながら、どの本も入手が難しいと思われます。

なお、日本語環境を構築するときは、日本語環境の追加パッケージ集である JE/PJE を使用します。この CD-ROM に収録されているのは、JE-0.9.8a です。

PJE (Project Japanese Extensions) について
これらの CD-ROM が、発表された後の話ですが、JE は、 PJE (Project Japanese Extensions) と言う形に移行しました。現在、日本語化については、追加パッケージではなくディストリビューション側で（JE/PJE の成果を行かす形で）対応されるようになっていてに関しては、PJE も役割を終えています。

Slackware ベースの TOWNS Linux について
Slackware としては、パッケージなどに変更を加えたものは、Slackware と言わないことになっています。そいうことなので、Slackware ベースをとした、TOWNS Linux のことを、単に Slackware と言うのは、問題があると思います。
上記の CD-ROM は、PC/AT互換機へ通常の Slackware もインストールできます。このため、TOWNS 用のインストーラとパッケージは、PC/AT互換器用のパッケージもしくは、ファイルの調整を行います。TOWMS 用インストーラと TOWNS 用パッケージで、TOWNS で利用できないファイルや問題のあるファイルを削除するようになっています。
なお、この段階では、Linux/TOWNS と言う名称でなく、TOWNS Linux の方が、一般的だったので、そちらで記述しています。

3. Slackware-3.5/3.6 を TOWNS で動かす

@nifty FTOWNS にて、Slackware-3.5/3.6 用のパッケージインストーラも作成されていますが、CD-ROM の形式にまでまとまっている訳では、ありません。
このため Slackware-3.1 のときよりリスクは高くなります。 (2002/06/18 更新)

別の方法としては、Slackware にかかわらず、PC/AT互換機に Linux をインストールした際にディスクに置かれるファイルをまるごと、TOWNS にファイルのアクセス権を含め、そのままコピーして Linux/TOWNS のカーネルから起動をかけると、そのままでも動く可能性が高いです。

もちろん、PC/AT互換機からコピーしてきたファイルには、TOWNS では、不要なもの不具合の原因となるものが、含まれていますから、それを調整する必要があります。
このため、TOWNS 用のインストーラとパッケージには、不要なファイルの調整するようになっているようなので、これらの仕組みを調べてこれを参考にファイルを調整すると問題は、解決できます。

X Window System も入れ換える必要があるので、ハードディスクに余裕が無いと実現困難と思われます。

なお、Slackware-3.6 をインストールする場合、PJE のインストールでも注意が必要です。
私自身は、Slackware-3.5 をインストールして使っていたことがあります。

　　　丸市　展之