1. TOWNS Version 5.5b10 について

2.1 X TOWNS Version 5.5b10 のコンパイルに必要な物

X TOWNS Version 5.5b10 は、XFree86 3.3.6 をベースとして、作成されています。 このため、以下の２つが必要です。 XFree86 3.3.6 のソースコード XFree86 のサイトからミラーサーバー （たとえば、 ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/X/XFree86/3.3.6/source/ など）を選んで、X336src-1.tgz, X336src-2.tgz, X336src-3.tgz 入手してください。 （Linux/BSD などの UNIX を扱った雑誌付録の CD-ROM 収録されていたこともあります） XFree86 3.3.6 から X TOWNS Version 5.5b10 への差分ファイル xf336-xt55b10.diff.gz は、ここ から入手したください。 なお、以前の X TOWNS Version 5.5b9 を作成して、上記の２つのパッチを適用したい場合は、 西さんの X TOWNS ページ から5.5b9 を作成し、 メーリングリスト に参加して、上記のパッチを入手してください。

2.2 X TOWNS Version 5.5b10 のソースコードからの作成方法

XFree86 3.3.6 のソースコードを展開します ファイルを展開するディレクトリ（/ で可）を選んで、X336src-1.tgz, X336src-2.tgz, X336src-3.tgz を展開する # tar xvzf X336src-1.tgz # tar xvzf X336src-2.tgz # tar xvzf X336src-3.tgz XFree86 3.3.6 → X TOWNS Version 5.5b10 のパッチをあてます。 上記のディレクトリで、差分ファイルを適用します。 # gzip -cd .../xf336-xt55b10.diff.gz | patch -p0 -s -E もしくは、 # gzip -cd .../xf336-xt55b10.diff.gz | patch -p 0 -s -E "-s -E" の部分は、このみです。 なお、オプションの"-p0"または、"-p 0"の部分ですが、patch コマンドのバージョン により変わっています。Slackware-3.1 では、"-p0" ですが、 最近のディストリビューションでは、"-p 0"となります。 xc/config/cf/xf86site.def をコピーして xc/config/cf/host.def を作成・編集します まず、xf86site.def をコピーして host.def 作成します。 # cp -p xc/config/cf/xf86site.def xc/config/cf/host.def host.def の編集では、コンパイル対象と、必要なライブラリの指定などをします。 サンプルとして、私が Plamo-2.0b3 でコンパイルしたときのhost.def を載せておきます。（当時の最新の Debian/TOWNS でも同様の設定でよかった様です） コンパイルする 以下のように、make します。下記の例では、ログも併せてとっています。 # make World 2>&1 | tee world.log インストールする 下記の例では、インストールの際のログも併せてとっています。 # make install 2>&1 | tee install.log 設定します XF86Config を直接編集するか、XFFMSetup で、XF86Config を作成します。